私は青年海外協力隊に応募するかどうか
迷っています。
協力隊員になってよかったことや後悔したことを
教えてください。
嫌なことや後悔することはもちろんあります。
でも、総合的に見ると行ってよかったと思っていますよ!
メリットは日本ではできない経験ができること
まず、青年海外協力隊に行くメリットから紹介します
解説します
■行動力がつく
現地では、自分の「やるべきこと」が
既に用意されているのは稀です
自分のやるべきことは何もなかった
ということも有り得ます
そこで現地の様子を観察して、自分で仕事を作って行く力が
求められます
これは自分のアイデアをまず形にして実行しないと
何も生まれないので「行動力」が身につきます
■度胸がつく
現地では予定通りものごとが進まないことがよくあります
そんな時、怒ったりイライラしていたら精神的に病気になります
事実、青年海外協力隊では精神的に問題が出てきて帰国される方が
一定数いらっしゃいます
最初は過剰に反応しますが、慣れてくると
何が起きても動じないようになります
1年も生活していると「度胸」が身につきます
■頭が柔らかくなる
現地人に日本の常識は通用しません
時に我々の予想もしていなかったことをしてきます
現地で生活するためには
日本の常識を捨て、現地の常識を学ぶ姿勢が大切です
結果として頭の中に今までとは違うものさしが作られるので
「頭が柔らかく」なります
■友達が増える
現地の友人だけでなく日本人の友達も増えます
特に同じ時期に同じ国で活動している日本人とは
強い繋がりができます
日本で仕事をしていては絶対接点のないような業界や
年齢の人たちと知り合うことができます
■やろうと思えばなんでもできる
青年海外協力隊はあくまでも「ボランティア」です
国際協力のプロではありません
このため自分の行った活動に対して
報告する義務はありますが、結果を出す必要はありません
JICAからこれをやりなさいと指示されることもありません
これは重要な点でして
自分のやりたいことを何でもやっていいし、
やったことに対する成果は要求されない(失敗しても良い)
こんなことは普通の会社では絶対にできない経験です
仕事としてやる以上、失敗はできませんし結果を求められます
なので何のために協力隊になりたいのか?はよく考えてから
応募することをお勧めします
デメリットは燃え尽き症候群の克服
次にデメリットですが、これは次の1択です
協力隊員として現地に派遣された当初は日本との差に戸惑って
カルチャーショックになります
しかし、1年もすれば現地の生活に適応していきます
現地の生活に適応した状態で日本に帰国すると今度は日本の社会に戸惑って
逆カルチャーショックを受けます
いわば時差ボケのようなものです
時間が経てば元の状態に戻りますが
なんせ2年も現地生活をしていたのですから
日本帰国後もかなりの期間、違和感のある状態が続きます
覚悟しておいてください(笑)
この時、対処方法を間違えると日本社会に溶け込めないまま
また海外へ旅立ってしまう・・・ということになりかねません
この壁を乗り越えることができるかがターニングポイントになります
まとめ
青年海外協力隊は、開発途上国という日本とは全く異なる場所で生活します
当然、辛いことや嫌なことはたくさんあります
でも現地で得られること、学べることがそれらを上回っています
もしこの記事を読んでいる皆さんが興味があるのなら
ぜひチャレンジしてみてください
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